NPO法人 日本健康太極拳協会 山梨県支部

当ブログで活動報告を行なっております。

甲信越ブロック大会が長野県で開催されました。講師は楊慧先生と楊玲奈先生でした。山梨県支部からも大勢の方が参加しました。

晴天に恵まれた9月10日(日)

楊名時八段錦太極拳 第9回甲信越ブロック大会が、長野県で開催されました。

場所は長野県千曲市「上山田農業者トレーニングセンター」でした。

長野県と新潟県山梨県の三県から、

楊名時八段錦太極拳の同じ心を持った方々

167名が集まりました。

山梨県支部からは64名という大勢の皆さまが参加しました。

 

講師は日本健康太極拳協会副理事長の

楊 慧先生と

楊 玲奈先生でした。

 

コロナ禍などにより、甲信越ブロック大会が開催されたのは5年ぶりでした。

 

この日、山梨県支部は芦安観光さんの大型バス1台と中型バス1台に乗り、

朝7時半に昭和町を出発しました。

90歳代の方、80歳代の方から、40歳代の方まで、男女とも幅広い年齢層の方々が

参加してくださいました。

韮崎で停車をして数名の方も乗車しました。

途中で観光をしながら、お昼を皆さんで一緒にいただき、ブロック大会が行われる

千曲市に向かいました。

千曲市の会場では2名の方が合流し、山梨県支部からは64名が参加しました。

 

バスで最初に立ち寄ったのは、上田市にある

生島足島神社(いくしまたるしまじんじゃ)」でした。

青空に朱色の建物、深い緑、神池。

萩の花が美しかったです。

次に訪れたのは「前山寺(ぜんさんじ)」でした。

神社からバスで10分ほど高台を上って行ったところにありました。

門をくぐると、大きな、大きな欅の木。

本堂までの道を歩いていると心が澄み渡っていくようでした。

皆さんそれぞれが、足元に気を付けながら石の階段を上りました。

 

その先には、茅葺屋根の本堂と、国の重要文化財に指定されている三重塔。

どちらの建物も自然の素材が活かされていました。

ただ眺めているだけで心が落ち着きました。

 

次は「きのこむら深山」に行きました。

きのこを沢山使ったお料理の昼食を皆さんと一緒にいただきました。

自家栽培のきのこは新鮮でとても美味しかったです。

 

観光や食事を楽しんだ上田市をあとにして、次は千曲市に向かいました。

「上山田農業者スポーツセンター」には30分位で着きました。

 

スポーツセンターの入口で長野県支部の皆さんには、

さわやかな笑顔と温かなお心で

私たちを迎えていただきました。

嬉しかったです。

会場内では新潟県支部の皆さんと山梨県支部の皆さんが中央のあたりに並び、

その左右には長野県支部の皆さんが並んでくださいました。

全員で体育館の後方入口のほうを向き

信越ブロック大会長野県大会研修会の講師である、

楊 慧先生 と 楊 玲奈先生を拍手でお迎えしました。

 

開会式が始まりました。

 

支部支部長さんのご挨拶をお聴きしました。

これから始まる太極拳の時間がますます楽しみになってきました。

 

長野県支部の牛尼喜和子支部長です。一番最初にご挨拶をしていただきました。

日本健康太極拳協会理事で山梨県支部の望月昭三顧問です。

新潟県支部の堀洋子支部長です。

山梨県支部笠島三枝子支部長です。

 

いよいよ研修会が始まりました!

 

慧先生がご挨拶の中で、「長野県に来て皆さんにお会いするのを、ワクワクする気持ちで待っていました」とお話してくださいました。

次に玲奈先生がご挨拶の中で、「6月に長野県で皆さんとお会いしてから、再び大勢の方とお会いできたのがうれしいです」とお話してくださいました。

 

最初に、慧先生から楊名時太極拳で大切にしている

3つのことについてのお話がありました。

 

調心  (ちょうしん)

調息  (ちょうそく)

調身  (ちょうしん)

 

太極拳をお稽古する時には、必ず心掛けておくことを

会場に集まった皆さんと一緒に確認をしてくださいました。

 

調心とは 心を軽くすること

 

調息とは 呼吸を深くすること

 

調身とは 姿勢を正しくすること

 

リズムが良くて

声に出してみたくなる

すぐに行動したくなる

魔法のような言葉を

慧先生は教えてくださりました。

 

心は軽く

 

呼吸は深く

 

姿勢は正しく

 

会場に集まった皆さんにわかりやすい言葉で

一つ一つ丁寧に説明をしてくださいました。

 

稽古要諦に沿ってお稽古がはじまりました。

 

立禅、スワイショウ八段錦前半4つ

 

 

全員で24式太極拳を舞いました。

 

私たちの前に立って八段錦や24式を舞う二人の先生は、とても美しかったです。

 

次は玲奈先生が、楊名時先生が「楊名時太極拳に込めた願い」や「理念」を

プロジェクターを使いながら、丁寧にお話をしてくださいました。

「為了明天」は「明日のために」という意味だそうです。

 

太極拳五則」です。楊名時先生がお書きになった文字だそうです。

 

玲奈先生が「太極拳五則」の説明の中で教えてくださった言葉を思い出して

少しだけ書いてみました。

 

「自分の体を整えましょう。周りの人の健康と幸せを祈りながら、お稽古をして

まずは自分が健やかになりましょう。

そして周りの人に自分の健やかさが伝われば、周りの人にゆとりを持って接することができるでしょう。

心と体にゆとりがあれば、お互いに思いやりを持ってつながることができるでしょう。

健康であるために、自分でできる太極拳をやることは、平和な世の中を作っていくことの大前提を、ご自分で作っていることにつながっています。」と。

 

玲奈先生のお話を聴いていると、楊名時先生が大切にされていた

「健康と幸せを願う気持ち」が自然に伝わってくるように感じました。

 

楊名時先生が中国から留学生として日本に来てから、今日までの歴史を

慧先生と玲奈先生のお二人がお話してくださいました。

 

2025年には楊名時先生の生誕100年を記念する大きなイベントを東京で開催する予定になっているそうです。 

今から楽しみな気持ちになりました。

 

お話を聴いた後は対面太極拳をしました。

不老拳をする班と、百花拳をする班に分かれて、対面しながら太極拳をしました。

それぞれの方が心を込めて、ご自分の呼吸で太極拳を舞いました。

 

慧先生と玲奈先生と甲信越ブロックの皆さんとご一緒に、

とても気持ちよく、やわらかく太極拳を舞いました。

 

 

この日に集まった皆さまと心を一つにしてお稽古ができました。

 

楽しかったお稽古でした。

 

思い出に残るお稽古でした。

 

「人と人とのつながりを大切にしましょう。またお会いましょう!」

 

と、終わりのご挨拶をしてくださった慧先生と玲奈先生の笑顔が輝いていました。

 

とても素敵でした。

 

最後に慧先生と玲奈先生と全員で記念写真を撮りました。

 

秋の田の実りのように充実した一日を過ごすことができました。

 

「研修会に参加してよかったです。」という感想をたくさんお聞きすることができました。

 

この日に学んだことを、明日のために活かしていきます。

 

慧先生、玲奈先生、甲信越ブロックの皆さま、どうもありがとうございました。

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