NPO法人 日本健康太極拳協会 山梨県支部

当ブログで活動報告を行なっております。

「秋の青空太極拳の集い」のご案内

秋の声が聞こえる、美しい季節が到来しました。

押原公園の心地良い風を感じながら、今年も支部の皆さんと一緒に、恒例の秋の青空太極拳を楽しく行いたいと思います。

多くの皆さんのご参加をお待ちしております。

 

 

日 時  令和41030日(日)

     午後2時〜4時(雨天中止)

場 所  押原公園(昭和町押越1500-1

参加費  無料

 

(楊名時八段錦24太極拳・百花拳等)

 

動きやすい服装でご参加下さい。

 初心者、未経験者も参加自由です。

 

雨天の場合の中止の決定は、この支部HPにて、当日朝の8時にお知らせします。

 

お問合せ

吉川靖志 副支部長(090-3043-6629

 

駐車場は、当日のイベント等で混み合う場合もあります。

時間に余裕を持ち、車の乗合せ等のご参加も宜しくお願い致します。

 

「難病患者さんの地域交流会 太極拳体験のお手伝いをして」

「難病患者さんの地域交流会 太極拳体験のお手伝いをして」

         山梨県支部理事 塩野雅子

        

 

2022年8月20日(土)に山梨県難病相談支援センター主催の「難病患者地域交流会 太極拳体験」のお手伝いをしました。

講師は楊名時八段錦太極拳 山梨県支部 副支部長の笠島三枝子師範でした。

笠島先生のアシスタントとして鮎沢たま季さんと私が参加しました。

 

当日は深い呼吸とゆっくりとした動きで心身のリラックスや、体内の循環を良くする楊名時八段錦太極拳を体験することで、コロナ禍での運動不足やストレスを解消する機会として。

また、交流会を通じて在宅療養難病患者さんやそのご家族同士の親睦を深めるというプログラムに沿って行われました。

 

笠島先生が「実際に一緒にやってみましょう」

「ご自身の体調にあわせて、立っても、座ったままでもどちらでも大丈夫です」

「とにかくやってみてください」

と、いつものお稽古と同じように「挨拶」「立禅」「スワイショウ」から始めました。

 

足裏、ひざ、股関節、頭のてっぺんになんとなく意識を向けて、「立禅」。

ご自身の身体をどっしりと感じたら、吸って、吐いて、深い呼吸をしばらく続けました。

会場にいる人それぞれが自分の呼吸をゆっくりとするだけで、場を満たす空気が全体に静かに、おだやかに整ってくるのがわかりました。

 

みんなで作った気持ちの良い空間で身体を徐々に動かしていきました。

スワイショウ」「八段錦前半四つ」「不老拳」「部分稽古」「八段錦後半二つ」「立禅・スワイショウ」「挨拶」の流れでした。

笠島先生の解説を聴きながら時々休憩しながら、無理せずに、呼吸と動作をつなげていきました。

身体がぽかぽかと温まりました。

皆さんの笑顔が素敵でした。

楽しかったです。

 

身体を動かしたあとは皆さんと輪になって座り、交流会を行いました。

難病をお持ちの皆さんの困難と向き合うひたむきな姿や、ご自身の経験により発せられる言葉から、私はたくさん学ばせていただきました。

難病というものは時には気持ちが前に進まなくなり、悲しくなることがたくさんあるというお話を聞きました。

私の想像の範囲では追いつかないかもしれませんが、その気持ちに少しでも共感し寄り添うことができるようになりたいと思いました。

また、皆さんが笠島先生に質問や感想を話してくださっている姿からは、はつらつとして内側に巡った気、前向きエネルギーの気をたくさん感じさせていただきました。

私にマイクが回ってきた時に、自己紹介と一緒にこんな言葉が出てきました。

「私にも元気が出ない時代がありました。でも太極拳に出会って、ただ身体を動かす気持ちよさに導かれて、心が明るくなり、軽くなりました」と。

自分の言葉で何かを伝えたくなったのは、難病をお持ちの皆さんの存在と心にふれることができたからだと思います。

目の前にいてくださった皆さんの心に私も癒されたのだと感じています。

 

「難病患者さん地域交流会 太極拳体験」のお手伝いをさせていただいて、センターの相談支援員さんやボランティアの方々も含めた会場にいらっしゃった皆さん全員と、穏やかな心の交流をさせていただきました。

とても楽しい時間になりました。

ありがとうございました。

  『早朝太極拳のご案内』

     『押原公園早朝太極拳

山梨県支部では早朝太極拳を、毎月第二日曜日に鳥居師範の先導により、10年以上続けています。

(押原公園早朝太極拳の様子)

この「押原公園での朝の太極拳

自然の中で緑に包まれ、鳥の囀りを聴き、心地よい風を感じながらの早朝太極拳は、特別な氣を感じ至福感を得られます。

場所 昭和町押原公園

日時 毎月第二日曜日

4月〜10月 朝 6時30分〜

11月〜3月 朝 7時30分〜

(8月のみ第二日曜日がお盆の為、8月7日の第一日曜日です」

     『千塚公園早朝太極拳

笠島師範(副支部長)の金曜日の午後の甲府北公民館の教室の生徒さんに清水哲男さんがいらっしゃいます。

清水さんは10歳の時に交通事故に遭い、1ヶ月間意識不明の重体となってしまいました。

奇跡的に一命は取り止めましたが、その後後遺症が残り、記憶障害や足が不自由となり、普通には歩けない状態となってしまいました。

成人してから、お母さんの友人の紹介で、北公民館で楊名時太極拳に出会いました。

習い始めた頃、楊慧先生の本を買い、毎日DVDを見て太極拳の1人稽古をし、すぐに24式を覚えてしまったとの事です。

教室でも熱心に稽古をし、毎年行われる審査を受け、現在「奥伝」の資格を持ちます。

「普通に歩けなかったため長年、靴の親指のところが破けたけれど、太極拳をしてから、かかとから歩けるようになり、また片足で立つこともできるようになりました。凄い努力です。毎回教室に一番に来て、公民館の鍵を開けてくださいます」と(笠島師範談)

清水さんは、北公民館教室を開いた丸茂一文さんに誘われ、甲府市の千塚公園で、夏時間朝7時から、冬時間朝8時から毎朝、早朝太極拳をするのが日課となっています。

(千塚公園早朝太極拳会場の千塚公園)

場所  甲府市千塚「千塚公園」

日時  毎朝    (雨天中止)

    夏時間  7時〜

冬時間  8時〜

「押原公園早朝太極拳」の鳥居師範は十数年前、脳梗塞を患いました。

医者には「車椅子を覚悟して下さい」と言われましたが、本人のご努力で、今は青空太極拳の先導をしていただいています。

「楊名時太極拳」には凄い力が宿っています。

初心者の皆さんも、ご一緒に「早朝太極拳」如何ですか?

会員の皆さんが、あたたかく迎えくれますよ。

「無極」

太極拳のバイブルである」と言われる「太極拳経」には

立如平準、活似車輪。偏沉則隨、雙重則滯。毎見數年純功、不能運化者、率皆自為人制、雙重之病未悟耳!

という言葉があります。

日本語にすると、立てば秤(はかり)の如く。 動けば車輪の如し。 偏き沈めば動きは崩れ、双重であれば動きが滞る。 

立てば秤りの如く・・天秤計りのようにバランスが取れた状態を言います。

立身であり、中正である事が、秤りという道具にたとえられています。

天秤の比喩は太極拳の各姿勢における「無極」中定のこと。

“中”とは中心と軸を形成させること。
“定”とは安定の状態、すなわちバランスの状態を意味します。

昔、理科の実験で天秤計りを使い重さを計ったことがあります。

計りの左右のバランスを取るのに大変苦労した思いがあります。

太極拳では鳥の羽一本を重しとできるほど・・・という言葉もあります。

極めて繊細なバランスを保ちながら動くことを心がけるのが極意なのですね。

その動きの中に

力むことなく

かたよることなく

停止することなく

「無極」中定を保つ(=天秤がつりあう)ことができれば、その太極拳は理想となります。

内面的な柔らかさ、自由度はこのような練習を積み重ねていくことで徐々に身について緩んでくるのですね。

ところで「緩む」のが語源は、「許す」だったのですね。

この 「許す」 は,もともとは 「緩 くする」 と同義語でした。

つまり、縛りを緩くすることが 「ゆるす」 だったのです。

ですから, 「許す」 も,相手が犯した行為に対する縛りを緩くしてあげるという発想なのです。

許すとは、どんなこともそのまま受け止めるということの様です。

許す=緩む

太極拳の基本は毎日続けることにより、心と体を常に一つの清和で落ち着きのある「無極」(中定)の状態を保つことによって、心と身体のバランスを保つことが大切なのですね。

そのことが「心・精・氣・神」に繋がり心穏やかに健康になる秘訣なのですね。

『心・精・氣・神』

『精・氣・神』

『精』とは

人体を構築する物質的な基礎。親から受け継いだ身体と食や生活によって成長していく物質として生命の基礎、会陰の奥に宿ります。

『気』とは

人体を活動させるエネルギーで、環境、生活、飲食、呼吸によってできる生命の動力、臍の奥に宿ります。

『神』とは

身体や意識をコントロールする機能であり、精と氣によって作り出される、気持ち、感情、メンタルをつかさどり、身体に大きな影響を及ぼし、逆に精と氣を支配し主導する。眉間にある祖竅穴に宿ります。

『精・氣・神』は別々のものではなく、相互連携・相互依存・相互促進を行う。同じものではなく、分ける事もできない。

これは気功法の中で最も重要視するものであり、これを高める事によって強い身体と智慧の増加をする。

『精・氣・神』は、神を中心として“氣を用い”、“精は氣に従う”これにより人間の生命活動は成長する。

『精・氣・神』は氣功や太極拳の極意です。

人間の生命活動の原動力は、『精、気、神』(三宝)であると言われています。

この三宝を養い育てて大きくすることが健康、長寿の秘訣であるのです。

本来これらは一体となったエネルギーですが、その存在する場所と働き方が異なる様です。

そしてこれらの三宝を育てる方法とは

氣功や太極拳にあるのです。

すなわち、楊名時太極拳八段錦太極拳なら

稽古要諦を意識し、八段錦や楊名時太極拳24式を、ただひたすらカリキュラム通りに稽古を行うことにあるのです。

そのことにより『精』を煉って『気』に変化させ、『気』を煉って『神』に変化させていきます。

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師家は、太極拳に心を加えました。

『心・精・氣・神』

『心』が楊名時太極拳と他の太極拳の違いです。

『心』の根底を支えるのは、

儒教(孔子)

道教(老子)

仏教(釈迦)です。

このことが、楊名時太極拳を芸術まで高め、独特の気品のある太極拳としている『心』があるからです。

『日本健康太極拳協会 山梨県支部』は

今年から

『楊名時八段錦太極拳 山梨県支部

に変わります。

師家のお名前を使わせていただけます。

ありがたいことです。

師家の『心』に少しでも近づきたいと思います。

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