6月25日(日)に楊名時八段錦・太極拳長野県支部主催の実技講習会が、岡谷市総合体育館 で行われました。講師は楊玲奈先生でした。
長野県支部さんよりお声を掛けていただきまして、山梨県支部からは28人が参加させていただきました。
長野県支部と山梨県支部はお互いに講習会や行事などを通して、昔も今も交流を深め続けています。
長野県支部での実技講習会の開催は3年ぶりだそうです。
山梨県支部も3年ぶりにバスを借りました。芦安観光さんのバスに乗り、皆さんでそろって楽しく参加できました。
朝8時に昭和町を出発しました。実技講習会は13時30分からなので、午前中は観光をしました。長野県伊那市にある「かんてんぱぱガーデン」に行きました。
緑がさわやかな広いガーデンには、きれいなお花やショップがたくさんありました。
皆さんがそれぞれに気に入った場所で自由行動を楽しみました。
次に移動した場所は、伊那市にある「みはらしファーム」です。
梅雨の晴れ間の青空と山並みが雄大で美しかったです。
皆さんと一緒にランチバイキングを楽しみました。
13時に実技講習会の会場に着きました!
冬に諏訪湖に飛来する白鳥のイメージなのでしょう。スワンドームという名前とデザイン、体育館の中がとても素敵でした。
実技講習会の開会式では長野県支部の皆さまに感謝の気持ちを込めまして、山梨県支部を代表して支部長の笠島三枝子師範から、お祝いとお礼のご挨拶をさせていただきました。
実技講習会が始まりました。
講師は「楊名時太極拳」師範の楊玲奈先生です。
玲奈先生は日本に太極拳を広めた楊名時先生のお孫さんです。
太極拳の楽しさを世界に広めるために精力的に活動されていらっしゃいます。
また、太極拳が心身にもたらす健康効果についても研究をされています。
稽古要諦のお話では、玲奈先生ご自身の八段錦や太極拳の実践に基づかれた大切なことを、とても丁寧に教えてくださいました。
玲奈先生は誰にでもわかりやすいように、イメージが湧きやすい言葉と動作の両方を使って、教えてくださいました。
また、玲奈先生の呼吸に関する研究からわかったお話を、いくつか紹介してくださいました。
太極拳の深く長くする呼吸と、それによって導かれるゆっくりとした動作を10分か15分ほど行っただけでも、その後の日常生活の中での自分の呼吸は、ゆっくりと穏やかなものが続いていくそうです。
呼吸が穏やかなものになると、心に「ゆとり」がでてくるそうです。
心と呼吸にゆとりがあれば、表情がやわらかくなるそうです。
心と呼吸にゆとりがあれば、体の中の筋肉や内臓への気血の巡りも良くなり、しなやかな動きが実現できるようになってくるそうです。
「ふーっ」と息を吐いた時に、足や手の位置、姿勢など、体に無理がなければ動きに無理がなくなり、スムーズになってくるそうです。そこにまた、いい呼吸が入ってくるそうです。
太極拳のお稽古を続けていると普段の自分の呼吸が穏やかに整っていくそうです。
自然の中に調和して、穏やかな、いい呼吸を日常生活の中に続けることができるようになってくるそうです。
いつまででも、ずっと聴いていたくなる玲奈先生の講義でした。
講義の後は玲奈先生と体育館に集まった皆さん全員で百花拳をしました。
玲奈先生に教えていただいたことを意識しましたら、とても和やかな心で舞うことができました。
最後は玲奈先生と長野県支部の皆さんと山梨県支部の皆さんの全員で記念写真を撮りました。
そのあとには、玲奈先生と山梨県支部の皆さんとの記念写真も撮りました。
皆さんと一緒に太極拳を舞った後は本当に充実した気持ちになりました。
そして、ここにいる人に、遠くにいる人に、心の中にいる大切な人にも、思いを向けたくなってきました。思いやりの心、お祝いの心、ありがとうの心、柔らかくてまぁ~るい気持ちを、みんなで込めて写真を撮りました。
朝から夕方まで、長野県で楊名時八段錦・太極拳のお仲間さんたちと、楽しい一日を過ごすことができました。
楊玲奈先生どうもありがとうございました。
長野県支部の皆さま、どうもありがとうございました。