NPO法人 日本健康太極拳協会 山梨県支部

当ブログで活動報告を行なっております。

「イスを使って太極拳講座」を山梨県福祉プラザで行いました。講師は笠島三枝子師範でした。

10月29日(日)に「イスを使って太極拳講座」を行いました。

山梨県難病・疾病団体連絡協議会が主催の講座でした。

昨年に続いて楊名時八段錦太極拳をお伝えする機会をいただきました。

場所は山梨県福祉プラザ4F大ホールでした。

約20名の皆さまがご参加をしてくださいました。

講師は笠島三枝子師範でした。

このブログを書いている私もアシスタントとして参加させていただきました。

 

はじめに、笠島師範から皆さまに、

「紅葉が美しいこの時期に、またこの場所にお招きいただきありがとうございます。

午後のひと時に、皆さまと太極拳ができることを楽しみにしておりました。

今日はイスに座ってもできる八段錦太極拳をお伝えします。」

と、ご挨拶をいたしました。

 

「イスに座って太極拳講座」の

笠島師範の一番最初のお話は

「呼吸」についてでした。

 

太極拳の呼吸は「鼻から吸って、鼻から吐く」腹式呼吸です。

呼吸は意識を使って、その深さや長さを、

ご自分で調節することができます。」

 

「今日は呼吸を意識していきましょう。

そして、ゆったりとした動作と合わせていきましょう。」

 

イスに座ったまま「立禅」が始まりました。

笠島師範は途中でこんな声掛けもいたしました。

 

「呼吸は鼻から吸って、鼻から吐くのが慣れない方もいるかと思います。

はじめはあまり無理をしないで行ってください。

たとえば3秒位で吸って、5秒位で吐くような感じです。

慣れてきたら、できそうな方は少しずつ深くしてみてください。

4秒位で吸って、8秒位で吐いてみてください。」

「立禅」の皆さまの呼吸によって、

会場の空気が静かに整っていくのが、

後方にいた私にも伝わってきました。

 

次に「スワイショウ」を行ないました。

上半身を動かして体をほぐしていきました。

 

イスに座って八段錦をしました。

第一段錦から第四段錦まで行ないました。 

それぞれの方がご自分の呼吸で、

ゆっくりと行なっていらっしゃいました。

 

次に、イスに座って太極拳を行ないました。

①十字手(シーズーショウ)

②一式 起勢(チーシー)

③九式 単鞭(ダンビエン)

④二十三式 十字手(シーズーショウ)

⑤二十四式 収勢(ショウシー)

の、五つの動きをつなげて舞いました。

 

二回舞いました。

 

一式 起勢(チーシー)

九式 単鞭(ダンビエン)

二十三式 十字手(シーズーショウ)

二回目の二十三式(シーズーショウ)の時には、

全員が体を伸び伸びとされていました。

 

とても気持ち良さそうでした。

皆さまが、清々しく

両腕を天に向かって広げていく姿が

印象的でした。

 

講座が終わった後には、

皆さまと輪になって交流会をしました。

 

交流会で私は、

それぞれの方が難しい病気とともに、

日々、あらゆることに、

たいへんな思いと

ご努力をなさっていらっしゃる

と、いうことを感じることができました。

 

講座のお手伝いをさせていただいたことで、

私の方が皆さまから沢山のことを、

学ばせていただいたと思っております。

 

また、

今回の講座を体験した感想を

いただきましたので、

いくつか書いてみます。

 

「立って運動するのは、無理かな~と思っていました。

でも、今日は座ってできる運動をやってみたら、

手指の先が真っ赤になりました。

スッキリした気分です。」

 

「ゆっくり吸って、吐く。それだけでも覚えられました。

よかったです。」

 

「講師の笠島先生の声で気持ちがゆったりしました。

心地よかったです。」

 

「ゆっくりとした動作の美しさを体験できました。

ありがとうございました。」

 

皆さまからお言葉を

沢山いただくことができました。

ありがとうございました。

 

講師の笠島師範も、

「皆さまが喜んでくださって、

とても嬉しいです。

ありがとうございました。」

と、交流会の終わりに

感謝の気持ちをお伝えしました。

 

福祉プラザの四階の窓からは

緑色に赤や黄色で装った山々が

とても近くに見えました。

 

秋の日のおだやかに晴れた午後は

とても素敵な時間になりました。

 

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