NPO法人 日本健康太極拳協会 山梨県支部

当ブログで活動報告を行なっております。

「春の青空太極拳の集い」中止のお知らせ

本日開催の予定でありました「春の青空太極拳の集い」は、生憎の天候により中止とさせていただきます。

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楽しみにしておられた会員の皆様には大変申し訳ございません。

また、秋の澄んだ青空の下で楽しく開催いたしますので、今後のそれぞれの教室での稽古、山梨県支部活動宜しくお願い致します。

山梨県支部 理事一同

『春の青空太極拳の集い』のお知らせ

    『春の青空太極拳の集い』

いよいよ2月も終わり、ようやく春の兆しが現れてきていますね。

春は幾つになっても心が明るくなるものです。

それは、春はこれから季節が盛り上がっていくことが分かるからではないでしょうか。

山梨県支部では今年も『春の青空太極拳の集い』を計画しました。

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令和3年秋の青空太極拳の集合写真

一期一会の気持ちで、集まった仲間と「呼吸を合わせ」「氣を合わせ」  太極拳を楽しむ事が出来れば、  太極拳の健康効果が最大限に発揮されます。

 

桜満開?の昭和町押原公園で、一人でも多くの皆さんとご一緒に、楽しく太極拳を舞いたいと思います。

日 時 令和4年4月3 (日)

    午後1時30分〜3時30分

    (雨天中止)

場 所 押原公園(昭和町押越1500-1)

    TEL 055-267-9001

    昨年秋の青空と会場が変わりました

参加費 無料(動きやすい服装でお越し下さい)

お問合せ 吉川靖志 副支部

     携帯 090-3043-6629

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秋の青空太極拳の24式の模様

楊名時師家

数年前、北鎌倉にある「東慶寺」に、山梨県支部理事さんと有志の皆さんで、楊名時師家の墓参に訪れた事がありました。

参加者で、東慶寺近くのイタリアンも美味しくいただきました。

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東慶寺はその昔、“駆け込み寺“として有名なお寺で、北鎌倉駅から数分のところにありますが、石段をのぼり境内に入ると、緑に覆われ氣に溢れ、そこはまるで別世界の様でした。

深い緑に包また境内の小道を歩いて行くと、師家のお墓があり、丸い球体の墓石に「無心」とだけ書いてありました。

「球体」に「無心」は私たちにメッセージをのこしているかの様でした。

師家はこの「無心」について私たちに言葉を遺してくれてあります。

『「無心」という言葉が好きである。

花は無心に咲く。

一生懸命咲く。

そして無心に散る。

悲しまない。

私も少し植物に近づいてきたかもしれない。あまり頭にわずらわしいことがあると、体が持たない。

こだわらなく、好きな太極拳を信じて、万一の場合でも立ったままの姿でお別れをしたい、と思ったりする。  

太極拳も心から動く、無心に動く。

そうすると心の動きが、小宇宙である体に伝わる。

自分の仲間の健康、幸せを願い、敵もなく、無の世界で体を動かす。

心を通して体をなくしていきたいと願っている。』

とそこには記されてありました。

師家は生前中、親友の帯津良一先生と良くお酒を酌み交わしたそうです。

亡くなる時は、帯津先生の病院で亡くなりたいと仰っていたようで、帯津先生ご自身のご著書の中で師家のことについて書かれた本が何冊かあります。

それを拝読しますと、師家は日ごろから「あるがままに生き、あるがままに死にたい」と仰っていました。

抗生物質もない昔、虫垂炎の手術を受け化膿して、そのことが原因での持病が若い頃からあった様です。

師家は晩年になった頃「死ぬ時は帯津先生のところで死ぬ」言われていて、「あまりじたばたしない」「生きるも死ぬもあるがまま」と言われていたようです。

とうとうその時が来てしまいました。

入院されていても、師家はつらいことはあっても、愚痴や嘆きも一切言わず、人前ではいつもニコニコしていたとのことです。

帯津先生も、手術をしようか悩んだ様ですが「手術も延命治療もしない」という師家の言葉を尊重し手術や延命治療は一切されなかったようです。

いよいよその時がきてしまい、ご家族に知らせ病室には、ご家族やお孫さん、お弟子さん(当時の本部理事の皆さん)、大勢の方々が病室に駆けつけ集まってこられたとのことです。

帯津先生がそのことを大声で伝えると、呼吸も苦しいなか師家は、一人ひとり全員と握手をはじめ、良く聞き取れない言葉で何かを伝えていて、全員と握手が終わったところで亡くなられたとのことです。

帯津先生はご著書に、『凄いなと感嘆し、「生と死」を統合させた実に見事な最期だった』と、師家のことについて記されていました。

師家は私たちに、日々起こるあらゆることをそのまま受け止めて淡々と流していきなさい、こだわりのない心で無になりなさいとの教えてくれていたのだと思います。

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官費留学生として日本に留学し、政治的な理由で祖国に帰れなくなり、たった一人で日本に太極拳の種を蒔かれた楊名時師家の凄さが改めて伝わります。

「無心」大事にしていきたいと思います。

追伸:

帯津良一先生が、山梨県にいらしてくださいます。

最期まで健康で、元氣に楽しく生きるにはどうしたら良いか、(楊名時師家のこと、氣功や 太極拳も含め)名医が本音で語ってくださいます。

5月21日(土)22日(日)瑞牆山増富温泉

支部の行事ではありませんが、興味のある方は、(山梨県支部 望月まで)

あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます

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皆様におかれましては新春を清々しい気持ちでお迎えのこととお慶び申し上げます。

昨年はコロナ禍にも関わらず、支部役員の皆様や、多くの会員の皆様にお力添えいただき、支部行事であります春の青空太極拳、秋の青空太極拳等、大勢のご参加により、皆様と一緒にほんとに楽しく幸せなひとときを過ごすことが出来ました。

また、鳥居師範の早朝太極拳も年数を重ね徐々に参加者が増え、賑やかに開催される様になって来ました。

笠島師範指導のマスタークラス(指導者育成クラス)のメンバーも力をつけ、既に教室開設や、教室開設の準備を進めているところです。

従来の各教室とも、参加者も増え活氣のある教室になっています。

多くの皆様のご協力により、山梨県支部が発展して来ていることに対しまして、心より感謝を申し上げます。

さて今年は、「干支が壬寅・本星は五黄土星」の年となります。

干支と本星とも、非常に強いエネルギーの年となります。

今年も不透明な、厳しい年になることも予想されますが、この世界は陰陽2極の世の中です。

必ず陽の時もあれば、陰の時もあります。

どちらにも偏らず、「立身中生」ブレ無い軸を作り、自分を信じ新しいことにもにも挑戦して行っても良い年とも思います。

今年も楊名時太極拳を信じ、太極拳を通して健康で、楽しく、ワクワクとした一年にして参りましょう。

今年も宜しくお願い致します。

山梨県支部長 望月昭三

「早朝太極拳」

山梨県支部 塩野雅子

早朝太極拳に2回目、参加してみました。

昭和町の押原公園で毎月第二日曜日

楊名時太極拳の愛好家の皆さんが集まっています。

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朝に大地を肌で感じて、目で感じて、風を感じて、空気を吸って吐く。それだけでも気持ちいい。

一人でもいいけど、みんながいるって気持ちいい〜。あいさつして、楽しい〜。

自分の足裏から頭のてっぺんまで真っ直ぐに立っている時間。ただ立っているだけの時間が大好きです。

でも真っ直ぐに立つのは難しい・・・

立つことに呼吸と意識を合わせる時間を早朝太極拳では長くとっていただいて、

心を落ち着かせる時間がたっぷり。

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朝早くて少しぼんやりしている身体が、外にいることでいろんな感覚と合わさって、血や気の巡りが良くなって目覚めていくような感じがわかります。

八段錦、24式太極拳の後に百花拳をやりました。

百花拳はみんなで輪になって太極拳をしながら、花が空に向かって開いていくようなイメージで演舞します。

「開花観空(かんか かんくう)」

という言葉を唱えて、胸前で両手で三角形を作り、その三角形を頭上に掲げて空を見る動作をします。

その時に私は「自分の心の平安が世界の皆さんの平安にもつながりますように」と自然とお祈りするような気持ちになりました。

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輪になって太極拳を舞っていると、周りの木も輪になって、地球という一つの球体の上に生えているように感じられました。

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大地を経由して私達と自然の草木は繋がりあっている。まぁるく繋がっている。

空気や水や光、人もみんなお互いに生かし合って、支え合って、繋がりあって、生かされているのだろうな〜と感じました。

太極拳とは「大宇宙(天と地と銀河のすべてと)と小宇宙(人間丸ごとの存在)が調和して一体となる技のこと。

と、本には書いてありましたが、

実際に外で自然の中で太極拳をしていると「本当にその通りだな〜」と実感を持って感じることができたような、

そんな気がしました。

早朝 太極拳

毎月第二日曜日

4月〜10月 6:30〜

11月〜 3月 7:30〜

昭和町押原公園 芝生広場

鳥居師範の先導で行っています。

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