『精・氣・神』
『精』とは
人体を構築する物質的な基礎。親から受け継いだ身体と食や生活によって成長していく物質として生命の基礎、会陰の奥に宿ります。
『気』とは
人体を活動させるエネルギーで、環境、生活、飲食、呼吸によってできる生命の動力、臍の奥に宿ります。
『神』とは
身体や意識をコントロールする機能であり、精と氣によって作り出される、気持ち、感情、メンタルをつかさどり、身体に大きな影響を及ぼし、逆に精と氣を支配し主導する。眉間にある祖竅穴に宿ります。
『精・氣・神』は別々のものではなく、相互連携・相互依存・相互促進を行う。同じものではなく、分ける事もできない。
これは気功法の中で最も重要視するものであり、これを高める事によって強い身体と智慧の増加をする。
『精・氣・神』は、神を中心として“氣を用い”、“精は氣に従う”これにより人間の生命活動は成長する。
『精・氣・神』は氣功や太極拳の極意です。
人間の生命活動の原動力は、『精、気、神』(三宝)であると言われています。
この三宝を養い育てて大きくすることが健康、長寿の秘訣であるのです。
本来これらは一体となったエネルギーですが、その存在する場所と働き方が異なる様です。
そしてこれらの三宝を育てる方法とは
氣功や太極拳にあるのです。
稽古要諦を意識し、八段錦や楊名時太極拳24式を、ただひたすらカリキュラム通りに稽古を行うことにあるのです。
そのことにより『精』を煉って『気』に変化させ、『気』を煉って『神』に変化させていきます。
師家は、太極拳に心を加えました。
『心・精・氣・神』
『心』の根底を支えるのは、
仏教(釈迦)です。
このことが、楊名時太極拳を芸術まで高め、独特の気品のある太極拳としている『心』があるからです。
今年から
に変わります。
師家のお名前を使わせていただけます。
ありがたいことです。
師家の『心』に少しでも近づきたいと思います。