新年、あけましておめでとうございます。
支部会員の皆様には、新たな気持ちで新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
日頃、山梨県支部活動へのご理解ご協力に、深く感謝申し上げます。
昨年は、3月から6月まで自粛期間が続き、家で過ごす時間が多くなり、体力の低下と閉塞感がありました。
7月頃より、各教室も少しずつ開催で来る様にはなって来ました。
その様な中で山梨県支部では、4月に開催される予定でした、春のつどいの会、研修会が会場が使用出来ず中止となり、長野県支部で開催予定の甲信越ブロック大会等、数々の行事が中止となりました。
そんな中、10月末に恒例の青空太極拳が、澄んだ青空の下、会員の皆様のご理解、ご協力で多くの皆様の笑顔の中で開催出来ましたことは、ほんとに喜ばしい事でした。
今年度の支部活動も、コロナ禍に対応しながらも、積極的に活動していく様、12月の理事会で話し合われ確認されました。
さて、楊名時師家は“氣”を非常に大事にされていました。
平成4年のご高著に、「氣功の中の氣功 楊名時の氣功太極拳24式」(海竜社)と言う本があります。
平成5年に、私が太極拳に出逢った時初めて購入した本です。
その本に書かれている言葉です。
“動中に静を求めて心から動く。だから動く禅と言われる。
その動きは、深い呼吸とともに、柔らかく、円を描く。無理がない。
長く稽古を重ねれば、動きは、舞のように、美しくなる。”
“健康は人間が幸せに生きるためのすべての基本です。健康は誰がつくるのでしょうか。
自分です。自分の心がつくるのです。人間に等しく与えられている心という宝物こそ、どんな薬にも勝る極めつきの特効薬です。
しかも、その処方箋はあなた次第。
憂いなく、悩みなく平かな心。和の心。その心を以て氣を巡らせ、氣を以て体を動かすことが健康への道なのです。”
“生きることは動くこと。毎日、愉しく稽古を続けてください。
あなたの健康で幸せな人生が拓けることでしょう。”
これまでの私たちの太極拳の稽古において、「氣」を通わせ、「氣」を養う要素が少ない様に思います。
「意が氣を導き、氣が形を導く」というのが太極拳の大原則です。
「太極」の2文字は氣の代名詞です。
山梨県支部は今年も、「楊名時師家の太極拳の心」を大切に、楊名時先生の求めた心をもとめ、“氣”を大事にした稽古をしていきたいと思います。
それが、心身の健康への道だと信じています。
今年は、辛(かのと)丑(うし)の六白金星の年で、この組み合わせは180年に一度まわって来る年。
180前は江戸時代、黒船襲来や、天保の飢饉や天保の改革の年で、大変な年でした。
今年も、そうした大変な年になりますが、日々自分を磨き、努力をし神仏が喜ぶような生き方をしている人は、必ず良くなる年ですよと仰っておりました。
私たちには、太極拳があります。
太極拳を通し、自分の心と体を磨き、明るい笑顔を忘れずに、天の氣、地の氣を取り入れることにより、健康で幸せな一年になることと信じています。
今年も、変わらぬご支援、ご協力を賜りますようよろしくお願いし申し上げます。
毎日の、“早朝一人稽古”を行う場所から見た、今朝の富士山です。(小さいですが・・。)