NPO法人 日本健康太極拳協会 山梨県支部

当ブログで活動報告を行なっております。

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新年明けましておめでとうございます

皆様にはご家族お揃いで新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

昨年は、皆様のご協力を頂き支部運営も恙無く遂行できましたことを、心より感謝申し上げます。

山梨県支部は今年も、「楊名時太極拳の心」を大切に、楊名時先生の心をもとめて稽古をしていきたいと思います。

「氣従心起 氣不離心」

「氣従心起」は、氣は心から起こるということ。氣の出所は心である。心に持っていることが氣になってくる。

話が変わる。まんじゅうがこわいという話もあるが、まんじゅうを食べたいという心があると、食べたいという氣が起こってくる。

心にないことは氣が起こらないのである。

次の句「氣不離心」は、氣は心から離れないということ。例えば、太極拳をやっているときは、体を動かして稽古をしている間でも、必ず氣を心から離さないようにすること。わかりやすく言うと太極拳をやりながら他のことを考えると、その太極拳が不純になってしまう。

外面の体と内に秘めたる内面の氣と、表裏一体になって、太極拳の重要な言葉である。

「内外相合」— 心と体が一致する、心と体のバランスをとることが大切なのである。

私も好きな「延命十句観音経」は簡潔で貴重なものであるが、

終句は、

朝念観世音

暮念観世音

念念従心

念念不離心。

である。この「念念」のところに、私は「氣」を入れてみた。そして、今回言葉とした。

つまり、仏さまの前でお経を読む、読経の声は心から起こるものでたければならない。一句一句お経を読むことが、常に心と一体とならなければならない。心から離れてお経を読むことは、お経の値打ちを失うものである。

それと同じように、心から太極拳をやる氣を起こして、稽古の間には、必ず、稽古、動きと心はいっしょであっのて欲しい。

太極拳がより人間の心と体のレベルを高めることによって、自らさらにその。品格を高めていくことができる。太極拳を窮めんと欲すれば、さらに一段と心身の修行をする必要があると思う。

「太極」八十四号より

 

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